友情

『平尾誠二と山中伸弥 最後の一年』というサブタイトルがついています。

ノーベル賞受賞者である、京都大学ips細胞研究所所長である、山中伸弥さんと神戸製鋼でも活躍されたラガーマンであった平尾誠二さんの奥様である恵子夫人のインタビューと運命的に出会った二人の対談が掲載されています。

平尾誠二と山中伸弥という二人は監督であったり、所長であったり、世界のトップに立つものだからこそ抱える思いに共感するところや通じるものがあったのか、対談後は頻繁にあって親しくなったそうです。

きっともっともっと時間を共有したいと思っていたでしょう。

それなのに、平尾誠二さんに癌の宣告。

信頼している山中先生にだけ相談して、治療も一緒に戦った様子がわかります。

お互いに親交を深めながら刺激を感じていらっしゃったんだと思います。やっぱり無念でしょうね。

『僕は山中先生を信じるってきめたんや』『きみの病気を治すことができなくて、本当にごめんなさい』というのも切ないです。